ナレッジコラム 電車広告や駅広告の種類を解説! 広告別の特徴から活用事例を紹介
電車広告駅広告
2025.02.06

日常的に利用する電車や駅で、ふと目にする広告に心を動かされた経験はありませんか?電車広告や駅広告は、通勤・通学のルート上で多くの人々の目に触れることから、効率的なターゲティングが可能であり、高い訴求力を持って効果的にメッセージを届けられる媒体として注目されています。
本記事では、電車広告と駅広告の基本的な特徴をはじめ、各種類の具体的な活用方法や実際の事例をご紹介します。交通広告の魅力と可能性をさらに深くご理解いただけるでしょう。ぜひ最後までお楽しみください。
電車広告と駅広告とは?
電車広告と駅広告の概要と特徴をご紹介します。
電車広告と駅広告とは?
電車広告とは、電車内や電車外の車体に掲出する広告の総称です。電車の乗客はもちろん、電車の車体が自然と目に入る周辺を行き交う通行人や住民に対して訴求できます。
特にメインターゲットとなるのが、通勤通学中の乗客であり、電車内広告は中づりポスターをはじめ、ドア横ポスター、車内ビジョン広告など複数の種類があります。
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>電車広告とは
駅広告とは、駅コンコースやホームなどに掲出する広告の総称です。駅を利用する人々に広く訴求することができます。B1ポスター1枚から掲出できる駅ばりポスターから、大型ポスターボードなど、大規模に掲出できるもの、さらにはデジタルサイネージや臨時集中展開といったインパクトのある媒体まで、広告主や告知内容に合わせて選択が可能です。
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>駅広告とは
特徴
電車広告と駅広告には、共通の特徴があります。
電車や駅を利用していれば、自然と目に入ってくることから視認性が高いのが特徴です。また電車や駅は移動時に毎日利用する人も多く、生活動線上にある点は大きな強みとなります。
特に電車や駅は1日や1週間に複数回にわたって利用されることがあるため、反復訴求が可能です。電車広告であれば乗車中に一定時間、接触できるため、読み込んでもらいやすく、効果的な広告訴求が可能です。
このように電車広告と駅広告は、訴求力が高く広告として多くの人にアプローチできることから、多くの企業や団体に人気の広告媒体となっています。
電車広告の種類
電車広告には複数の種類があるため、それぞれの特徴を知っておくことをおすすめします。
電車内広告
電車内に掲出する広告です。中づりポスター広告、まど上ポスター、ドア横ポスター、ステッカー広告などがあります。通勤通学で利用する乗客に対して視認性が高く反復的な訴求ができ、長く見てもらえます。
【利用例】
短期間でのスポット掲載が可能であるため、新商品の告知などのタイムリーな展開によく活用されています。
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>中づりポスター
>まど上ポスター
>ドア横ポスター
>ステッカー広告
車内ビジョン広告(デジタルサイネージ)
電車内のドア上部やまど上部分に設置されたデジタルサイネージにて、主に動画広告を放映します。動きがあるため注意を引きやすく、また情報量を多く盛り込めることからインパクトがあり、訴求効果も高いのが特徴です。
【利用例】
通勤中のビジネスパーソンに向けて、ビジネス用語の解説や将来に役立つマネー情報などを掲載することで、より興味を持って見てもらえた事例があります。
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>車内ビジョン広告

車体広告
電車の車体側面に掲出する広告で、ホーム上で待機する利用客や沿線の通行人に届けられます。車体への広告掲載は目立つため、インパクトがあります。
【利用例】
ある地方都市が、空の直行便が就航したことを機に、関連路線において地域の観光誘致のために、地元の名産物や景色の写真を車体広告として掲載した事例があります。
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>車体広告
広告貸切電車
電車の1編成すべての広告を独占し、利用できる広告です。電車広告の中で最も訴求力があり、該当の編成の乗客に強いインパクトを与えることができます。電車をジャックした感じが出ることから、「トレインジャック」とも呼ばれます。
【利用例】
例えばSNSと広告貸切電車を連動してキャンペーンを行うことで、強いインパクトと周知と共に、SNSでの拡散も期待できます。
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>広告貸切電車
駅広告の種類
駅広告には主に次の種類があります。それぞれの特徴をご紹介します。
駅看板広告(サインボード)
駅のコンコースやホーム壁面、柱などに掲出する看板広告です。改札付近やホーム内など場所によって訴求効果が変わります。地域の店舗や企業が掲出することが多く、長期掲出も可能な広告です。
【利用例】
駅周辺の店舗や施設が道標として掲出することが多く、効率よく誘致ができます。お得な情報などを掲載することでより訴求力がアップします。
駅ばりポスター
駅構内の壁面に設置されたボードのポスター広告です。同じ駅に複数枚、同時期に複数の駅で短期間掲出するといったことがよく行われます。新商品発売やキャンペーンなどの短期的な訴求に向いています。
【利用例】
新商品の告知や、キャンペーンなどの短期利用の他、長期的にも掲載できることから、講演会やシンポジウムといった1~2ヶ月先のイベントの告知にもよく利用されています。
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>駅ばりポスター
駅デジタルサイネージ
駅構内の壁面や柱などに設置されたディスプレイに映像広告として掲出します。動画やアニメーションによる動きのある訴求が駅利用者の視線を引き寄せ、強い印象を与えます。
【利用例】
イベントの告知を駅デジタルサイネージに掲出することで、イベント期間のWebサイト流入数が大幅に上がった事例もあります。
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>駅デジタルサイネージ

柱巻広告
駅構内の柱に巻くシート広告です。駅利用者の通行するそばで訴求でき、視認性と誘因性に富んでいることが特徴です。
【利用例】
柱の形状を利用して、缶飲料などを模した立体的な表現で演出する広告もあります同一エリアの複数の柱に掲出することでジャック感を出せることから、インパクトのある展開が可能です。
【関連ページ】
>柱巻広告
フラッグ広告
駅構内の天井から吊り下げる広告です。広い空間で視認性と誘因性のある訴求ができ、連続して掲出することでジャック感も出すことができます。壁面に設置されたものや、横長の形状のものは横断幕と呼ばれることもあります。
【利用例】
駅を行き交う人に、そのままアクセスを誘導できる駅のフラッグ広告ならではの特徴を活かし、店舗のオープン告知をすることで来店誘致につながります。
横断幕
駅構内の天井や壁面などから横断幕を吊り下げ、柱に結束されるタイプの広告です。大型フラッグやタペストリーとも呼ばれており、視認性と誘因性、訴求力のある広告です。
【利用例】
ある不動産会社が、宅地開発のPRのために、豪勢な家が並ぶ住宅地の完成イメージを横断幕に描き、横長でダイナミックに見せた事例があります。
自動改札ステッカー
自動改札機に貼るステッカーによる広告です。改札機を繰り返し通る駅利用者に反復的に訴求ができます。
【利用例】
通勤中のビジネスパーソンをターゲットとし、近隣のラーメン店
がリニューアルオープンの告知として、ラーメン商品のシズル感のある画像を掲載。反復性もあり、思わずラーメン店に立ち寄りたくなる効果を利用しています。
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>自動改札ステッカー
フロア広告
駅構内の床面に掲出する広告で、改札付近の床面に設置することの多い媒体です。改札利用者は自然と足元の広告に目を走らせるため、視認性が高く、意外性を感じさせることもできます。
【利用例】
人が通る場所であるため、近隣施設のオープン告知やマンションなどの不動産販売告知などによく利用されます。長期に広告を出すケースも少なくありません。
大型ボード
駅のホームやコンコースに設置された、専用ボードに張り込む形式の広告です。大きなビジュアルでインパクトのある訴求ができる上に、遠くからも視認してもらえるため、広いターゲットへの訴求が可能です。複数駅をネットワークしたボードや単独の駅で掲出可能なボードがあります。
【利用例】
縦2m×横45mなど大型ボードに、これから上映される映画のビジュアルを掲出した事例では、映画の世界観の十分なアピールにつながっています。
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>大型ボード
ホームドアシート広告
ホームの転落防止柵となるホームドアに大型ステッカーを貼って掲出する広告です。電車を待っている人に対して訴求が可能です。
【利用例】
ある飲食チェーン店の事例では、車体広告と連動させ車両・駅共に広告を掲出することで、両方をジャックした印象を与えることができました。
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>ホームドアシート広告
まとめ
電車広告と駅広告の概要と特徴、種類、活用事例をご紹介しました。電車広告と駅広告はその訴求力の強さから、多くの企業や団体から人気を集めている広告です。種類ごとの特徴を踏まえて、ぜひ最適な広告選定を行ってください。
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