知る・学ぶ/コラム外出中の生活者にアプローチ OOH×オーディオ広告の可能性
電車広告
2024.06.21
交通広告・OOHに強みを持つメトロアドエージェンシーと、マーケティング・広告の専門メディア「AdverTimes.(アドタイ)」とのコラボレーションで、OOH領域の知見をより広く、深くお伝えしていく短期連載。 第4回は、radikoの山田佑季菜氏が、同社が提供するオーディオアドとOOH広告のプロモーションにおける親和性について解説します。
通勤・通学など外出中の利用が多い「radiko」
音声メディアは耳だけで情報収集やコンテンツを楽しむことができ、通勤・通学など移動中や、仕事や家事のおともとして「ながら聴き」をされる方が多いのが特徴です。
中でも、radiko(ラジコ)はインターネットを通じて民放99局のラジオやポッドキャストなどの音声コンテンツが聴けるサービスで、MAU(月間アクティブユーザー)で850万の方々にご利用いただいております。
OOHメディアとの関わりとしては、ラジコで配信している番組プロモーションや過去に制作したラジオ小説、サービス・機能などを訴求したさまざまなクリエイティブで各駅構内や電車内の中吊りなどに今まで広告掲載を行ってきており、ラジコの利用シーンとしても通勤や通学をしながら番組を楽しまれる方も多くいらっしゃるため、外出中の方に向けたアプローチとしてOOHは非常に親和性の高い有効なマーケティング手法と捉えています。
OOHの活用については、SNS上で参加できるキャンペーンなどを交えた広告クリエイティブにすることで、SNSを中心とした認知拡散・計測も行えるため、出稿する際にはOOHだけのプランではなく他メディアと掛け合わせたキャンペーン施策に設計しより相乗効果の期待できる戦略をたてることが今では必須と考えており、実際にradikoでも過去に番組プロモーションとして、OOH×SNSでハッシュタグキャンペーンを実施し数多くの方にご参加いただきました。
ターゲティング音声広告×OOHメディアにさらなる可能性
radikoでは「radiko Ad(ラジコアド)」というターゲティング音声広告を取り扱っています。ラジコを利用しているユーザーのプロフィールや番組の聴取履歴・位置情報などの豊富なデータを保有しており、ラジコアドでは企業様のブランド・サービスごとにさまざまな配信セグメントを設計できるのが特徴です。
OOHメディアとこれらを特徴とするターゲティング音声広告の融合によるマーケティング手法として、例えば特定店舗の来場者や鉄道各路線を利用しているユーザーに限定し、位置情報の配信セグメントを作りラジコアドで配信することで、OOHメディアとの重複効果を狙うことができます。さらにその後、ラジコアド接触者に対し外部メディアでリターゲティングをかけることで、より質の高いリーチを確保し企業様のブランド・サービスを訴求することができます。
これからは、OOHの効果を最大限に引き出す手法として、「音声」を組み合わせたアプローチが一般的になるかもしれません。この手法により、視覚と聴覚の両方を活用することで、よりインパクトのあるメッセージを消費者に伝えることが可能となります。