事例コラム Netflix「今際の国のアリス」シーズン3、天井を使ったフレスコ画風OOH広告の狙いとは
屋外広告
2026.01.15
Netflix(同)は9月24日~28日、六本木ヒルズ メトロハットの内周と天井に、Netflixシリーズ「今際の国のアリス」シーズン3の広告を掲出した。
今際の国のアリスは、麻生羽呂氏原作の同名漫画を実写化した人気シリーズで、主演は山﨑賢人さん(アリス役)と土屋太鳳さん(ウサギ役)。世界90カ国でNetflixの視聴数ランキングTOP10入りを果たすなど、人気を博している。シーズン1と2は原作漫画をベースとしていたが、3は漫画では描かれていない完全オリジナルのストーリーが展開される。
プロモーションでは、この「新たなストーリー」を興味の入口に変換して、視聴意欲喚起および話題最大化を狙った。ビジュアルは、「同シリーズの鍵を握るJOKER」「離れ離れのアリスとウサギ」「暗黒に導かんとする渦巻き」など、様々な物語の断片や伏線を一枚の絵に詰め込んだ壮大なフレスコ画風ビジュアル制作に挑戦。このビジュアルに詰め込まれた「密度」こそが最大のアピールポイントだという。
企画は、Netflixの宣伝担当である泉秀幸氏の「西洋画とかいいな」という一言から始まったという。ヒントになったのが、「神の創造」や「生と死」などを描いた礼拝堂の天井画であるフレスコ画。生と死の狭間を描いた作品に重なるのはもちろん、広告を絵画に昇華することで、「そこに描かれているものの意味や細部を探ろうとする=想像や妄想を駆り立てることができる」。この絵の力をプロモーションに転化したいと考え、具体的な施策が決まった。
掲出場所は、天井画がヒントになっていることもあり、当初から掲出先の一つとして「天井広告」の実現を図った。掲出後、ビジュアルは日本をはじめ、各国の言語に変換して世界中で展開。結果、「圧巻!」「amazing!」「世界に飲み込まれそう‼︎」など、各国で多くの評価する声が寄せられている。

「今際の国のアリス」シーズン3はこのほか、シリーズ通して重要な舞台になっている渋谷の、MAGNET by SHIBUYA109 エントランスイベントスペースで、鳥居が出現し作中にも登場するおみくじの「げぇむ」ができるPOPUPイベント「【げぇむ】しぶやのおみくじ」などのプロモーションも実施した。

POPUPイベント「【げぇむ】しぶやのおみくじ

渋谷駅前のQ2ポイントに掲出された屋外広告
※本記事は『総合報道』2025年10月15日・25日合併号に掲載されたものです



