事例コラム 駅名がメッセージになる広告|御茶ノ水駅で成立した「特水」OOHの発想
駅広告
2026.02.02
サントリー食品インターナショナル㈱(SBF、本社東京、小野真紀子社長)は10月15日~11月12日、JR御茶ノ水駅改札内に、「特茶」ブランドの新商品「特水」の交通広告を展開した。
広告は1番線ホーム壁面に45面と、改札内コンコース壁面に特大ポスター3面を掲出。クリエイティブは、俳優の本木雅弘さんや上白石萌音さんを起用したものや、JR路線の駅名標に「特茶ノ水」と書かれたものなど。
同企画は、サントリー特茶ブランドから発売される初めての水であることを印象付けるべく、「新しい、お茶の水」をキーメッセージとして設定。このキーメッセージと重なる名を有する「御茶ノ水」駅が、「特水」という新商品の登場感を演出する舞台として最適と考え、御茶ノ水駅に掲出する企画が練られた。

クリエイティブは前述の2種類のほか、ホームのポスター群では東京方面から新宿方面に向かって、続けてひとつの文章として読むことのできるメッセージも掲出された。JR側とロケーションの議論を重ねていく中で、御茶ノ水駅1番線ホームの線路壁側に並ぶ45面の広告枠を一括で使用できる可能性が浮上。前例のない「45連のひとつながりの広告」というクリエイティブな広告展開で、より大きな注目を集められるというこのアイデアもまた、御茶ノ水駅を選ぶ一手になった。
広告はSNSを中心に話題を集め、「御茶ノ水すぎる商品」「こういう広告は好き」など好意的なものや、実際の掲出写真を添えた投稿が多数見られた。「これらの拡散により、実際に御茶ノ水駅を訪れていない人々にも広告を通じて商品を知ってもらい、期待感のある中で発売日を迎えることができた」と担当者は語る。
※本記事は『総合報道』2025年12月15日号に掲載されたものです



