事例コラム 広告そのものが“商品体験”に|Zoff調光サングラスの店舗プロモーション
屋外広告
2026.02.18
㈱インターメスティック(本社東京、上野博史社長)は2025年11月28日から、眼鏡ブランド「Zoff(ゾフ)」の店舗に、紫外線量で色が変わる特殊ラッピングを展開している。 ラッピングは、25年夏からグローバルブランドアンバサダーに就任したSnow Manのメンバー・目黒蓮さんが、新商品「SUNCUTGlasses調光」を着用しているビジュアルを高透明シートに出力し、店頭ガラス面に内側から貼ったもの。サングラスのレンズ部分にだけ外側から調光シートが施され、実際の商品と同じく、紫外線の多い天候や時間帯ではレンズが暗く、少ない場合には明るくなる仕様になっている。設置されたのは「原宿店」「自由が丘メープル通り店」「グランド東京渋谷店」の3店舗。
同ブランドは以前から、スポーツ選手などをモデルにした店頭ディスプレイに注力。店頭ラッピングには、デジタルでは代替できない「場の力」があり、ブランドのエンゲージメント向上に貢献していると捉えていた。さらに、目黒蓮さんを起用したキャンペーン開始時からは、聖地のように来訪するファンが増加したという。
これを受け、同社は「ファンが教えたくなる、足を運びたくなる仕掛けを」と考え、紫外線量で色が変わるラッピングを企画。紫外線でレンズの色が変わる広告なら「朝と夜」で違う見え方になり、ファンによる拡散を一層促せると考えた。



この仕掛けを実現できる素材を探した担当者は、耐候性や耐久性の高い調光シートを探すことに苦労したと語る。あまり一般に流通しておらず、ニーズが少ない点などが見えてきたが、レンズなどの製造で日頃から取引しているメーカーの協力を経て、今回の課題をクリアできるシートを見つけることができたという。
また、このラッピングには冬の紫外線対策の重要性をメッセージにのせる目的もあった。広告自体が商品と同じく紫外線量で色が変わることで、冬の日差しにも紫外線があることを分かりやすく体現でき、これによりサングラス着用の浸透を狙う。
「サングラスはファッションアイテムという印象が強いが、ゾフは紫外線から目を守るためのサングラス着用を推進している。紫外線対策でサングラスを活用するという新たな習慣を浸透させるには、共感性が高く説得力の高い人物こそ、メッセージの発信力が期待できると考え、目黒蓮さんの起用に至った」。(担当者)
店頭ラッピング実装後、Xのような個人での拡散性の高いSNSツールなどで、多くのユーザーによる発話が生まれた。またブランド公式アカウントでの当該広告の関連投稿には3万超の「いいね」が寄せられ、話題作りに大きく貢献した。
※本記事は『総合報道』2026年1月25日号に掲載されたものです



