知る・学ぶ/コラム「ブラックサンダー」発売30周年記念として、「社長に雷を落とす」交通広告を渋谷に掲出
駅広告
2024.11.22
有楽製菓㈱(本社東京、河合辰信社長)は9月2日~8日にかけ、同社商品「ブラックサンダー」の発売30周年記念として「社長に雷を落とす交通広告」を、東急田園都市線渋谷駅 渋谷道玄坂ハッピーボードに掲出した。
この広告は『30の楽雷(らくらい)』と題したプロジェクトの一環。ブラックサンダーを両手に持った河合社長の横に「社長に (雷の絵文字)を落としてください」とコピーが書かれたデザインとなっている。フラッシュをたいて撮影すると、広告は河合社長が雷に打たれる画像に変化。「30の楽雷」「ブラック30周年ダー」との文字も浮かび上がる。
「アイデアのきっかけは、ブラックサンダーのイナズママークとスマホのフラッシュマークが同じだと気づいたこと。当初は一面真っ黒の広告にイナズママークだけが入っているデザインを提案したが、さらに『フラッシュ撮影をする前から目を引き、広告として気になるもの』にブラッシュアップした。ユーモアに富む河合社長は、自身が雷に打たれるという企画案を話しても、驚くほどすんなり受け入れてくれた」。(担当者)
設置場所の選定は、人流の多さだけではなく、メディアとユーザーにフラッシュ撮影をしてもらえるスペースがある媒体という観点も加味された。また交通広告を選んだ理由は、日常生活に溶け込んだ場で〝違和感〟のある広告を出しインパクト与えること、ユーザーがSNS拡散することが狙いだったという。
担当者たちはフラッシュ印刷に長い時間と労力をかけ検証したが、その甲斐あって掲出された広告の話題はSNSに数多く投稿された。TikTokにアップされた体験投稿は約90万回再生、約2万「いいね」を獲得するなどのバズを生んだ。
『30の楽雷』はそのほか、名称の通り1年間かけて合計30件の企画を実施中。特別パッケージバージョンの発売や特別なWEBムービーの公開、商品リニューアル、他企業とのコラボ──などを実施するとのこと。
交通広告の詳細は左記の通り(現在は掲出終了)。
▽企画・デザイン/㈱博報堂
▽制作/ナカチカ㈱
▽施工/富士フイルムイメージングシステムズ㈱
▽サイズ/H2060×W14560mm
※本記事は『総合報道』2024年11月5日号に掲載されたものです