事例コラム 応援広告“風”でドラマをプロモーション|「推しの殺人」が仕掛けたリアル連動OOH
駅広告
2026.01.29
読売テレビ放送㈱(本社大阪、松田陽三社長)は11月10~16日、東京メトロ 新宿駅A6出口付近に、ドラマ「推しの殺人」に登場するアイドルグループ「ベイビー★スターライト」の「応援広告風」広告を掲出した。
この広告は「推しの殺人」番組宣伝のため、ドラマの中押し施策として、劇中アイドルグループ「ベイビー★スターライト」(演:田辺桃子さん、横田真悠さん、林芽亜里さん)が、東京進出するというストーリーの節目に合わせて掲出したもの。
ドラマの宣伝担当者は、劇中のアイドルグループがまるで実在しているかのような展開をしたいと考えていたところ、㈱ジェイアール東日本企画の応援広告サービス「Cheering AD」から「企業主体の応援広告風広告の出稿が話題になっている」と聞き、「推しの殺人」との親和性が高いと考えて企画。掲出場所は、応援広告の掲出が多い新宿駅を選んだ。
担当者はリアルな「応援広告風」にするため、アイドルファンなどが出稿している応援広告のデザインを多数見て参考にしたという。広告主としての同社のロゴやドラマタイトルは記載しつつも、番組宣伝感が出すぎないよう、ドラマの情報は最低限にそぎ落として二次元コードから遷移するようにした。
劇中で「ベイビー★スターライト」のファンとして登場する人物の名前(村上)を出稿主として書いたり、アイドルを演じる俳優の名前はあえて記載しなかったりと、「実在のアイドル感」が出るようにこだわった。
また「役として」の広告になるため、俳優事務所サイドの理解が得られるかが懸念だったが、皆快く了承。掲出後も「広告を見に行った」とSNSにアップしてもらえるなどの協力を得られた。
例えばファンの「村上」役の中村公隆さんが「応援広告を作りました」とSNSにアップすると、視聴者から「さすが俺らの村上さん」「村上さんとりまとめありがとう」などの投稿があがり、架空の“ベイビー★スターライトファンコミュニティ”が生まれた。
「“劇中アイドルグループが実在しているかのような展開をしたい”狙いは達成できたように思う。『広告を見てアイドルの応援広告だと思ったが、帰宅後テレビをつけてドラマの宣伝だと分かった』という視聴者の投稿も見たので、ドラマの認知拡大にも寄与できたと考えている」。(担当者)
※本記事は『総合報道』2025年12月5日号に掲載されたものです



