事例コラム 交通広告で大会を盛り上げる|箱根駅伝タスキ風広告の仕掛け

駅広告

2026.02.26

日本テレビ放送網㈱は2025年12月22日から28日、「第102回箱根駅伝」のプロモーションにおいてJR品川駅改札内の媒体「品川フラッグ」に、出場校のタスキを模した広告を掲出した。広告内容は、縦3.2×横4.8mが3点並ぶ「品川フラッグ」をさらに縦に7分割し、合計21本のタスキに見立てたもの。肩から脇にかけて体をくぐらせる構造を再現し、一本一本が輪っかの形状をしている。

同社は05年開催「第81回箱根駅伝」のプロモーション以降、山手線のADトレインや駅ジャック広告など、タスキを模した様々なクリエイティブを大会ごとに掲出している。当時、ほとんどの駅伝大会では大会側が用意したタスキを使用して選手たちが走っていた中、箱根駅伝は昔から各大学が思いを込めたオリジナルのタスキを使用していた点に着目。各校オリジナルのタスキで出場全チームを紹介できれば、箱根駅伝の象徴になるのではないか、というところからこの企画が生まれた。

 同社は毎年試行錯誤した広告を展開しているが、品川フラッグへの掲出は今年が初。「出場校21校のタスキを1校ずつ分割して掲示する」というコンセプトがかなう場所を探した結果、品川フラッグが掲出場所に決定した。
 「品川フラッグという媒体は、本来ならメディアが揺れないように下側に重しをつけるのが常識である。しかし今回は風や振動でなびかせたいという希望から、重しを外し、隙間を開けて掲出することになった。この手法には前例がなかったため、制作には試行錯誤することになった。山手線の布製タスキ広告は、コロナ禍中の2回を除くと今年で5回目。毎年SNSで大きな反響をいただいているが、今年は特に品川フラッグの反響が非常に大きく、多くの方に拡散してもらえた」。(担当者)

 

※本記事は『総合報道』2026年2月5日号に掲載されたものです