コラム 逆さま広告で“うのみ”を止める|渋谷で展開された体験型啓発OOH施策
屋外広告
2026.03.30
消費者庁と連携し、消費者が健康食品を正しく理解・判断し、安心して商品やサービスを選択できる社会の実現を目指す「隠れうのみ啓発キャンペーン事務局」は、2月、健康食品との向き合い方を見直してもらうことを目的とした体験型啓発イベント「NO! UNOMI」を、MAGNET by SHIBUYA109 エントランスイベントスペースで開催した。
イベント期間中は、「うのみにせず一度立ち止まる」ことをテーマにした多様なコンテンツを展開した。MAGNET by SHIBUYA109 ビッグボードには、上下逆さまのデザインの屋外広告を掲出。さらに逆さまに設置された売店オブジェを設けることで、通行人が思わず足を止めてしまう視覚的な導線を創出した。
上下逆さまにしたこれらの演出は、「なぜ逆さまなのか?」という疑問を起点に、情報をそのまま受け取るのではなく、一度立ち止まって考える姿勢の重要性を訴求したもの。消費者が抱きがちな「自分は大丈夫」という思い込みを“ひっくり返す”ためのギミックだった。
さらに、来場者および通行人には特別号外新聞を配布。健康食品に関する正しい知識や情報の見極め方を分かりやすく伝えることで、「自分も無意識のうちに情報をうのみにしていたかもしれない」と気付くきっかけを提供した。

また、もう一つの配布物のサプリメントを模したミントタブレットは、パッケージに記載された名称「iwouniou」を、上下反転させると「no! unomi(ノー! うのみ)」と読める仕掛けを採用。「情報をうのみにしていない」という思い込みを視覚的に覆す狙いだ。
同施策は、イベント体験後も日常生活の中で「情報をうのみにしていないか」を思い出してもらうための記憶定着を意識した設計で、啓発をその場限りで終わらせない点が特長だった。
※本記事は『総合報道』2065年2月25日号に掲載されたものです



