知る・学ぶ/コラムプロモーションのAtoZをおさらい!「OOH」ならではの価値

電車広告駅広告

2024.06.13

生活動線上にあるOOHは、自然に目に入り、反復接触による認知の蓄積が期待できます。そのため、プロモーションの中でも、認知獲得や最寄品の購買促進などを目的としたものとの親和性が高いことは、周知の特長です。近年では、SNS拡散を起点とする活用が増えています。

OOHのポイントは?

生活動線上にあるOOHは、自然に目に入り、反復接触による認知の蓄積が期待できます。そのため、プロモーションの中でも、認知獲得や最寄品の購買促進などを目的としたものとの親和性が高いことは、周知の特長です。近年では、SNS拡散を起点とする活用が増えています。

 

特に、駅や商業施設などOOHならではの場所を付加価値としたイベント展開では、生活者にとってもセレンディピティな体験としてSNSにおける拡散などにもつながっていると思います。また、昨今では店内や店頭サイネージなど、リテールメディアとしてのOOHが増加し、購買行動に寄与するとして注目されており、POSを活用した実売値の検証も可能になってきていることもポイントです。

OOHのメリットは?

① リアルならではの価値

オンラインの世界でも不特定多数の体験を共有することは可能です。しかし、他者と場を共有しながら、同じ情報に触れることができるのは、リアルな媒体であるOOHならではの価値であり、他のメディアにはない強いブランド体験を打ち出せるものとなります。 

②「世の中ごと」になる

街特有の空気感の中で、偶然出会うOOHから発されるメッセージは、「世の中ごと」として認識される側面を持っています。 

③ 新しい情報との接点

生活動線の中で反復接触し、受動的に接するOOHは、「新しい情報との出会い」の場としての存在感が高まっています。

気をつけたいポイント

1 OOH単体で考えない(他媒体との組み合わせ)

プロモーション全体の中で、OOHが果たす役割を明確にした上で、適切な展開方法を選定すること。例えば、OOHのリーチ獲得効果は、他媒体と組み合わせた時にさらに効果が高まることは、各種調査でも明らかになっています。

2 効果の可視化を意識

OOHには多種多様な媒体があり、効果検証も異なります。KPI設定の際は、定量的に評価する効果測定についても事前準備が必要です。

3 法的な問題に注意

公共空間を利用するため、公序良俗や地方の屋外広告規制など法的要件に注意が必要です。

4 街中のノイズの中にある

各メディアに適した表現があるように、OOHもメディアサイズや仕様に適した「OOH用の表現」にすることが望ましいです。

 

※本記事は月刊『販促会議』2023年12月号に掲載されたものです。

関連記事

  • コラム

    2024.06.24

    電車広告駅広告

    人流ビッグデータとの掛け合わせで広がるOOHの可能性

  • コラム

    2024.06.21

    電車広告

    外出中の生活者にアプローチ OOH×オーディオ広告の可能性

  • コラム

    2024.06.20

    電車広告駅広告

    データで読み解く、コロナ禍前後の生活者行動とOOHメディアの可能性