知る・学ぶ/コラムJR東日本│視認性・回遊性向上で渋谷駅に新南改札・駅舎が移転へ

2024.10.23

JR東日本は7月21日、JR渋谷駅新南改札および駅舎の移転を実施した。この移転により同改札は、山手線・埼京線ホームに直接アクセスが可能となった。

 新南改札の構造は、埼京線ホームにのみ出入り口を設置していたため、山手線利用者に対して一度コンコースへ降りてから埼京線ホームへ上ることを余儀なくする構造だった。
 同社はこの問題の解決策として、渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合(岸上家幸理事長)、東急㈱および渋谷区と協力し、街の再開発の一環に改札移転を組み込んだ。
 移転先は、渋谷サクラステージと渋谷ストリームをつなぐ陸橋の中間地点。商業・オフィスの複合施設2棟と直結するほか、渋谷フクラスや、渋谷スクランブルスクエアなどにもつながる歩道橋へのアクセス性も高い立地となっている。

 なお、新駅舎の全面開業は2026年度を予定。施設の概要は下記の通り。
▽構造/鉄骨造6階建て
▽延床面積/約5300㎡
▽フロア構成/1〜2階:ホーム・荷捌きスペース、3階:駅設備・オフィスエントランス・店舗(改札内2店舗、改札外2店舗)、4〜6階:賃貸オフィス=約3000㎡
▽運営/㈱JR東日本ビルディング

 

※本記事は『総合報道』2024年8月5日号に掲載されたものです