お役立ちコラム/コラム『リサとガスパール』が上野駅をジャックするプロモーションを実施

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2025.03.13

JR東日本は1月31日から3月2日まで、絵本キャラクター『リサとガスパール』の日本語版出版25周年を記念し、上野駅を同作のグラフィックスでジャックするプロモーションを実施した。

 同駅は昨年8月に、13番線ホーム壁面に全長約100mの投影媒体「PLATFORM13」を全面開業。実写映画『ブルーピリオド』とコラボし、映像放映やラッピング、一帯を青いライトで照らすなどの空間演出を実施した実績を持つ。

 今回のコラボの相手となった『リサとガスパール』は、フランス生まれの人気絵本キャラクター。日本でも累計発行部数は200万部を超え、百貨店や食品のイメージキャラクターを務めるなど知名度が高い。版権管理会社である㈱ソニー・クリエイティブプロダクツが25周年記念PRを企画していた際に、文化創造HUBを目指し、アート性の高い作品を求めていた上野駅およびPLATFORM13の狙いが合致し、コラボが実現した。

 同媒体では、ここでしか観られない特別ムービーを放映。
上野という土地にも共通する特徴「動物」「文化」「交通」など10種類のテーマを設定し、絵本の中でリサとガスパールが動物と遊ぶシーン、美術館を歩くシーンなどを流す。また今回のコラボレーションのために、リサとガスパールに上野の象徴・パンダが加わった「パンダアート」も原作者により描き下ろされた。

 駅構内では壁面ラッピングも多数実施。公園改札近くの通路や、中央改札内の店舗壁面、コンコースの柱にパンダアートや絵本の紹介を掲出した。駅周辺の商業施設とも協力してスタンプラリーが実施され、上野駅には初日から幅広い年齢層のファンが訪れている様子が見られた。
 また近年改修が行われている中央改札外コンコースでも、仮囲いの一角を装飾。工事中どうしても無機質になってしまう鋼板を華やかに彩った。
 さらに、広小路口のイベントスペース「ポレイア広場」では、UENOの文字モニュメントの背景の位置へパンダアートを掲出し、駅付近の通行者に向けても訴求した。

 

※本記事は『総合報道』2025年2月25日号に掲載されたものです

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