事例コラム ヒロインメイク20周年で話題沸騰!渋谷の3Dビジョンを活用した交通広告とは?
2025.05.29
株式会社伊勢半(所在:東京都千代田区、代表取締役社長:澤田晴子)は3月17日から23日まで、自社ブランド「ヒロインメイク」の20周年を記念し、渋谷センター街ヒットビジョンで肉眼3D映像を放映した。

同ブランドは2005年から高耐久アイメイク商品を展開し、手頃な価格と高機能性、また名称の通り「どんな瞬間もヒロイン級の美しさをかなえる」というコンセプトがユーザーから支持されてきた。
このユーザー層は広告ロケーション選定でも重視され、渋谷センター街は商品の購買層が多いエリアであり、かつ視認距離が近く、インパクトの強い肉眼3D映像が放映可能な同媒体が選ばれた。
映像は、3Dビジョンを生かした奥行きある箱型の画面から、パッケージのイメージキャラクター「エリザベート姫子」が出てきて感謝を述べる内容。
「キャラクターが持つ扇子を使った大胆な動きや、手前に飛び出すような演出、さらに細やかで優雅な表情の変化を加えることで、ただ“そこにいる”だけでなく、見る人の印象に残り、飽きずに楽しめる映像表現となるよう工夫をした。一方で、大胆に動かしすぎて同キャラの印象を損なわないよう、バランス感覚にも苦労した」。(担当者)
同媒体で肉眼3D映像の放映は今回の企画が初である。

伊勢半と映像制作を担当した㈱ヒットは、既存顧客への感謝を伝えつつ、新規認知の拡大が可能な案を模索し、20年間親しまれてきたキャラクター「姫子」を最新技術で3D化するクリエイティブを企画するに至った。
映像作りについて担当者は「いかに立体的に見せるか」「ビジュアルとして強いインパクトを与えられるか」という点を軸に企画を進めたという。偶然目にした瞬間にも強い印象を与えられる肉眼3D広告には多くのメリットがあり、驚きとともにブランドメッセージを深く伝えやすく、広告としても好意的に受け入れられるとの考えがあった。
放映後、現地では多くの歩行者が足を止めカメラを向ける様子が見られた。ネット上でも好反応を得たが、なかでも中国SNS上での拡散が観測されるなど、グローバルに楽しませるコンテンツであることが証明された。
さらにヒットのクライアントの中には、この広告をきっかけに肉眼3D映像の制作を検討する企業も現れたという。
「屋外広告は、どう気付いてもらうかの工夫が常に求められる。屋外広告ならではの圧倒的なサイズ感は、インターネット広告では表現できない部分。今回は媒体の大きさ・距離の近さ・映像のインパクトがうまく作用し、多くの方の目に自然と留まる広告になったのではないかと感じている」。(担当者)
※本記事は『総合報道』2025年5月15日号に掲載されたものです