事例コラム ヤマサ醤油×大泉洋 応援広告が話題に!韓国カルチャーに着想を得た交通広告施策
駅広告
2025.05.29
ヤマサ醤油㈱(本社千葉、石橋直幸社長)は3月31日から4月6日まで、ヤマサ醤油札幌支店および東京、大阪の交通広告媒体に、俳優・大泉洋さんの誕生日を祝う応援広告を掲出した。

広告は、大泉さんが同社商品『ヤマサ 万能クッキングたれ Yummy! コリアンホット』を手に掲げたビジュアルに「Oizumi Yo 4.3 Happy Birthday いつも笑顔をありがとう! ヤマサ醤油より愛をこめて。」とのキャッチコピーが入ったデザイン。ヤマサ醤油と同氏とは、約10年CMキャラクターを務めてきた関係性にある。
この広告コンセプトは、商品の話題化施策を検討する中、担当者が韓国の「応援広告」文化を知ったことをきっかけに始まった。
「『ヤマサ 万能クッキングたれ Yummy! コリアンホット』は本場韓国のような味わいの辛旨料理が簡単に作れることが特長であり、韓国の食文化を勉強しながら商品開発に当たった。そのため、広告においても韓国カルチャーとの親和性を重視した。大泉さんの誕生日である4月3日と新作CMローンチのタイミングが合うこと、推しタレントの誕生日をお祝いする文化として韓国でメジャーな応援広告が日本でも広まっていることが重なり、ファンの方々と一緒に大泉さんのお誕生日をお祝いできる最適な表現として、屋外での『応援広告』を選択した」。(担当者)
ロケーションは、応援広告という形が今回の施策の要であったため、日頃から応援広告が多く出稿される場所という観点で選定。実際に足を運んで見に行けるイベント性や、通りすがりに偶然見かけた人がシェアしたくなる話題性を狙った。
掲出後は、一般ユーザーのSNS投稿に4月8日時点で7万以上のいいねがつくなど、大きな反響を得た。また「どのアイドルの応援広告かと思ったら大泉さんだった」「企業に応援広告を出される大泉さんすごい」などのコメントもあったという。
「商品開発において韓国カルチャーへのリスペクトを込めたものづくりを行ったので、応援広告においてもうわべだけのものにならないよう研究を重ねた結果、好意的な反応を多くいただけ、嬉しく思っている。本企画を快諾いただいた大泉さんと事務所様にも大変感謝している。既存の商品広告の手法にとどまることなく、遊び心とお客様への感謝を引き続き探求していきたい」。(担当者)
※本記事は『総合報道』2025年5月15日号に掲載されたものです