事例コラム SNS投稿・口コミが広がった理由|コアラのマーチ回遊型OOH施策

屋外広告

2026.05.11

 ㈱ロッテ(本社東京、中島英樹社長)は3月3日から8日、コアラのマーチの屋外広告展開およびイベント「コアラの街」企画を原宿エリアで開催した。  展開されたクリエイティブは、東急プラザ表参道「オモカド」のエントランス装飾、同施設6階「おもはらの森」でのディスプレイ展示、アイドル「CUTIE STREET」とコラボした景品の配布、特設カフェのオープンなど。さらに原宿の街に合うクリエイティブを描くクリエイターを採用し、街中に様々なタッチの「コアラのマーチ」ポスターを掲出。「ポスターハント」としてポスターを撮影、街を回遊させる仕掛けを作った。

 この企画は、同社が3月3日を「コアラのマーチの日」に制定したことをきっかけに発案された。1984年の発売から40年を超える同商品は、3月(マーチ)に誕生。ブランドキャラクター「コアラのマーチくん」の特徴が大きな耳(みみ=33)であることも併せてこの日が記念日に選ばれた。

 84年は、日本にコアラが初めてやってきた年でもあり、商品名は“マーチングバンドを組んで日本にやってくるコアラたち”を想像して命名されたという。この契機を振り返り、原宿ではコアラたちの行進(マーチ)が、街(マチ)へと広がりジャックするコンセプトに決定した。

 社員自らの発案では『コアラのマーチバルーンを飛ばしたい』というアイデアが出ており、最終的にはエントランスにバルーンを吊るすという形で実現。また、10代~20代の若者が集まる原宿は次世代にもブランドを広める目的に合致。ポスターを探してSNS投稿するという座組は、スマホで撮影する必要があるため、通行人も気になり思わず見てしまう相乗効果を狙った。

 「コアラのマーチでこのような大規模なイベントをやったのは初めてで、何から着手すれば良いのか、どこに声をかければ良いのか分からない状況だった。特にグッズ制作は制作会社と直接やり取りをし、デザインを決め、試作品の修正出しを自らするような細かな業務まで担った。イベント開催中は多くの来場者が訪れ、聞こえてくる声でこれまでの苦労が報われた。またポスターハント企画の景品は全て配布され、Xでも多くのSNS投稿、口コミを生むことに成功したと感じている」。(担当者)

 

※本記事は『総合報道』2026年3月25日号に掲載されたものです

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