事例コラム 10万いいねを生んだ交通広告|広島県「ばかたれーっ‼」広告の力
駅広告
2026.05.25
一社)広島県観光連盟(佐々木茂喜会長)は、2020年12月21日から27日まで、首都圏の計6駅(東京、渋谷、大手町、池袋、横浜、新宿駅)に交通広告を掲出した。
内容は、目を引くゴシック体で「ばかたれーっ‼」と新型コロナウイルスへの怒りを叫ぶ一文から始まるメッセージ。
「一体いつになったらみんなに安心して帰っておいでと言えるのか」、
「みなさんの帰る場所は、絶対、無くなりゃあせん。じゃけぇもうひと踏ん張り、一緒に頑張ろうや。また会えるのを、待っとるけぇ」と、
年末に帰省できない県出身者に向けたエールをつづった。
デザインは3種類を用意(①焼きガキの写真、②福山・鞆の浦から見た仙酔島の写真、③メッセージのみ)。メッセージの内容はいずれも同一。
県担当者によると、「広島の方以外の人の目にも確実に留めるために、広島弁要素かつ街中では普段目にしないキャッチーなワード(『ばかたれーっ‼』)を選定した」という。また、多くの人が抱いている気持ちをキャッチコピーにすることで拡散していくよう工夫した。
広告が掲出されるとSNSを中心に話題となり、Twitter(現X)で最も拡散された投稿は10万件の「いいね!」と2.4万件のリツイートがなされた。
「元々は、『広島に帰っておいで』という帰省応援のメッセージを掲出し、年末年始の観光需要喚起が目的だった。しかし新型コロナ感染拡大で断念せざるを得なくなり、出稿自体を取り下げる選択肢もある中、〝そんな状況だからこそ発信すべきメッセージは何だろう?〟と方針を変更。最終的に『帰省せず首都圏で過ごす同郷の方々への励ましの言葉』を送ることに決めた。新型コロナの状況に応じて、引き続き皆様の心に響くメッセージを発信していきたい」。(県担当者)
※本記事は『総合報道』2021年2月5日号に掲載されたものです




