事例コラム 駅が“ファイナルファンタジーの世界”に|福島観光PRの没入型OOH施策
駅広告
2026.06.08
JR東日本は3月16日から3月末まで、JR線各駅構内に「ふくしまデスティネーションキャンペーン」の一環として「ふくしまファンタジー」の広告を展開した。 クリエイティブの内容は、㈱スクウェア・エニックス(本社東京、桐生隆司社長)のゲーム『ファイナルファンタジー(以下、FF)』シリーズをモチーフに、冒険者の4人家族が福島県を旅するもの。撮影ロケーションは「日中線しだれ桜並木」「花見山公園」「ジュピアランドひらたの芝桜」など、春らしく満開の花が画面を占める、現実でありながら非日常的な光景が楽しめる観光名所が選ばれた。
広告掲出場所は、都内のJR路線各駅のポスター媒体やホームドア、壁面装飾といったシート系のほか、上野駅「PLATFORM13」や秋葉原駅「AKIBA WARP」での映像放映など、多岐に展開。浦和駅・上野駅・神田駅・渋谷駅では、階段や通路を左右の壁・蹴込みまでラッピングし、花畑の中を実際に歩くようなイマーシブ空間を作り上げた。
同企画は、福島県が持つ美しい風景がFFシリーズの幻想的な世界観とマッチすることから、より効果的に福島県の魅力を紹介でき、福島県に興味を持つ・実際に訪れるフックになるとの考えから始まった。あらゆる年齢層やジャンルの人々をターゲットに想定しているが、FFをモチーフにしたことでゲーム興味層など、これまで中心になっていた旅行興味層に加えてより幅広い層への訴求も狙っている。
空間ラッピングを強化して展開した意図として、担当者は「ビジュアルが一目見ただけでも印象に残るようなものに仕上がったので、駅構内を中心とした駅利用者の目を引きやすいような場所を選定した。施策・意匠に合わせた箇所での展開や駅ポスター以外の宣伝手段も活用することで、駅利用者の印象に残るようなPRを実施するよう心掛けた」と語った。
またゲームIPの活用については、スクウェア・エニックスの協力のもと、他の観光PRと差別化しながら、福島県の魅力を新しい角度からアプローチすることができたという。



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※本記事は『総合報道』2026年4月25日号に掲載されたものです





