ナレッジコラム 屋外広告の費用相場は?種類別の料金目安と失敗しない選び方を解説
屋外広告
2026.07.16
屋外広告は、街中の看板や大型ビジョン、デジタルサイネージ、アドトラックなど、日常生活の中で自然に接触できる広告手法です。認知拡大やブランディング、店舗への来店促進などに活用される一方で、「どのくらい費用がかかるのか」「Web広告と比べて高いのではないか」と不安に感じる方も少なくありません。
屋外広告の費用は、媒体の種類だけでなく、掲出エリア、掲出期間、広告のサイズ、放映回数、制作・施工の有無によって大きく変わります。そのため、単純に料金の安さだけで比較するのではなく、目的や届けたい相手に対して、どの場所でどのように接触できるかを考えることが重要です。
本記事では、屋外広告の種類別の費用相場、料金が変わる主な要因、媒体選びの考え方について解説します。屋外広告の出稿を検討する際の参考にしてください。
目次
屋外広告の費用は「媒体費」だけで決まらない
屋外広告の費用を考える際には、媒体に掲出するための料金だけでなく、制作費や施工費、撤去費なども含めて予算を見ておく必要があります。特に大型看板や屋外ビジョンは、広告面の使用料とは別に、デザイン制作、動画制作、設置作業、撤去作業などの費用が発生することがあります。
また、屋外広告は掲出場所によって規制や申請が必要になる場合があります。媒体社や広告会社が対応するケースも多いものの、最終的な費用やスケジュールに影響することがあるため、事前に確認しておくと安心です。
屋外広告の予算を検討するときは、まず次の3つに分けて考えると整理しやすくなります。
1.媒体費:広告枠を使用するための費用
2.制作費:ポスター、看板、動画など広告素材を作るための費用
3.施工・撤去・管理費:設置、撤去、申請、保守点検などにかかる費用
この3つを分けて把握しておくことで、見積もりを比較しやすくなり、想定外の追加費用も避けやすくなります。

屋外広告の種類と費用相場
屋外広告の費用は、媒体の種類によって大きく異なります。ここでは代表的な屋外広告として、ビルボード、街頭ビジョン、アドトラックの費用目安を紹介します。なお、以下の金額はあくまで一般的な目安であり、実際の料金は掲出場所や期間、仕様によって変動します。
| 種類 | 費用相場の目安 | 向いている目的 |
| ビルボード (看板広告) |
都市部では1週間あたり100万〜300万円程度が目安。長期掲出では月額・年額で設定されることもあります。 | ブランド認知、企業広告、地域での継続的な認知形成 |
| 街頭ビジョン (屋外ビジョン) |
首都圏近郊では1週間20万円前後から、渋谷など主要エリアでは90万円前後以上の媒体もあります。 | 話題化、イベント告知、映像によるインパクト訴求 |
| アドトラック | 1週間で100万円台〜数百万円程度が目安。走行エリアや車両仕様、音響・LED仕様によって変動します。 | 新商品・イベント告知、短期間での話題化、繁華街での集中訴求 |
ビルボード(看板広告)
ビルボード広告は、ビルの壁面や屋上、高速道路沿いなどに掲出される大型の看板広告です。遠くからでも視認しやすく、街の中で継続的に見られるため、ブランドの認知拡大や企業イメージの定着に向いています。
費用は、掲出場所や看板のサイズ、照明の有無、設置条件によって大きく変わります。渋谷、新宿、六本木など人流の多い都市部では高額になりやすく、ビル屋上や高所に設置する場合は、施工費や安全管理費も考慮する必要があります。
一方で、長期掲出によって地域のランドマークのように認知されるケースもあります。短期的な獲得施策というより、企業名やサービス名を継続的に覚えてもらうための媒体と考えるとよいでしょう。
- フラッグスビジョン
-
商品名 エリア 所在地 期間 開始日 サイズ 納品枚数 価格(税別) 放映回数 放映時間 音声有無 フラッグスビジョン 新宿 新宿区新宿3-37-1 7日間 随時 5,440×9,600mm ー 700,000円 4回/時 15秒 あり 完パケmp4データ入稿。年末年始・お盆は締切変更あり。買い切り時スケジュール変動あり。
【関連リンク】
ビルボード(看板広告)とは
街頭ビジョン(屋外ビジョン)
街頭ビジョンは、街中の大型ディスプレイに映像を放映する広告媒体です。デジタルサイネージの一種ですが、特に繁華街や駅前など、人流の多い場所に設置された大型ビジョンを指すことが多くあります。
渋谷駅前のスクランブル交差点周辺のように、多くの人が行き交う場所では、短期間でも強いインパクトを与えやすいのが特徴です。映像や音声、複数画面の連動などを活用することで、SNSでの話題化やイベント告知にもつなげやすくなります。
費用はエリアや放映条件によって幅があります。人流の多い一等地では高額になりますが、話題化やPR露出まで含めて設計できれば、単純な放映費以上の効果が期待できる場合もあります。
- フラッグスビジョン
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商品名 エリア 所在地 期間 開始日 サイズ 納品枚数 価格(税別) 放映回数 放映時間 音声有無 フラッグスビジョン 新宿 新宿区新宿3-37-1 7日間 随時 5,440×9,600mm ー 700,000円 4回/時 15秒 あり 完パケmp4データ入稿。年末年始・お盆は締切変更あり。買い切り時スケジュール変動あり。
【関連リンク】
街頭ビジョン(屋外ビジョン)とは
アドトラック
アドトラックは、広告を掲出したトラックが街中を走行する移動型の屋外広告です。荷台部分に広告を掲出するタイプのほか、LEDビジョンを搭載した車両もあります。
特定のエリアを走行できるため、繁華街やイベント会場周辺など、注目を集めたい場所に合わせて広告接触をつくれる点が特徴です。新商品やイベント、エンタメ系の告知など、短期間でインパクトを出したい施策に向いています。
費用は走行エリア、期間、車両の仕様、音響やLEDの有無によって変わります。走行ルートや時間帯によって見られ方が変わるため、単に目立つだけでなく、どのエリアで誰に見せたいのかを明確にしておくことが重要です。
【関連リンク】
アドトラック・宣伝車両(移動広告)とは

屋外広告の料金が変わる主な要因
掲出エリア
屋外広告の料金は、掲出するエリアによって大きく変わります。人流や交通量が多い場所ほど、多くの人に見られる可能性が高いため、媒体費も高くなる傾向があります。
ただし、人が多い場所が常に最適とは限りません。訴求したい商品やサービスと、そこを通る人の属性が合っていなければ、費用に対して十分な効果が得られない可能性があります。エリアを選ぶ際には、通行量だけでなく、利用者の属性、周辺施設、店舗までの導線、広告を見るタイミングまで考えることが大切です。
掲出期間と掲載枠
掲出期間も料金に大きく影響します。短期間で集中的に掲出する場合は、キャンペーンやイベント告知に向いています。一方、数か月から数年単位で掲出する場合は、継続的な認知形成や地域でのブランド定着に向いています。
また、デジタルサイネージや街頭ビジョンでは、1時間あたりの放映回数や放映秒数によって料金が変わります。枠数を増やすほど接触機会は増えますが、その分費用も高くなるため、目的に応じて必要な接触量を見極める必要があります。
サイズ・仕様
広告のサイズが大きく、遠くからでも見えやすいほど、料金は高くなる傾向があります。ただし、広告は大きければ必ず効果が高いというものではありません。歩行者が近距離で見る場所なのか、車や電車の中から見る場所なのかによって、適したサイズや表現は異なります。
また、静止画の看板なのか、動画を流せるデジタルサイネージなのかによっても費用は変わります。デジタルサイネージは表現の自由度が高い一方で、動画制作やデータ入稿などの準備も必要です。
制作・施工・撤去費
屋外広告では、媒体費のほかに制作費や施工費がかかることがあります。ポスターやシート、看板の出力、動画制作、設置作業、撤去作業などが代表的です。
特に大型看板や高所の広告では、足場やクレーンが必要になる場合があり、施工費が高くなることがあります。また、屋外広告物として許可申請や安全点検が必要になる場合もあるため、媒体費だけでなく、掲出に必要な周辺費用まで含めて見積もりを確認しましょう。

屋外広告のメリット
日常の中で高頻度に接触できる
屋外広告は、生活者の日常動線上で自然に接触できる広告です。駅前や商業施設、道路沿いなどに掲出することで、通勤、通学、買い物、移動の中で繰り返し目にしてもらえます。
Web広告のように画面内で表示される広告とは異なり、屋外広告は街の風景の一部として受け取られやすい点も特徴です。強制的に見せられている印象になりにくく、継続的な接触を通じて少しずつ認知を形成できます。
エリアを絞って訴求できる
屋外広告は、Web広告のように個人単位でターゲティングすることはできません。しかし、場所を選ぶことで、特定のエリアにいる人や、そのエリアを利用する人に向けて訴求できます。
例えば、店舗の近くや生活圏内に広告を掲出すれば、地域住民や周辺で働く人に対して認知を広げやすくなります。地域密着型の店舗やサービスでは、「このエリアならこの会社」「この駅ならこのお店」という想起につながることもあります。
ブランドの信頼感をつくりやすい
屋外広告は、公共性の高い場所や人の多い場所に掲出されるため、生活者に一定の安心感や信頼感を与えやすい媒体です。特に大型看板や街頭ビジョンは、企業としての存在感を伝えやすく、ブランディング施策とも相性があります。
短期的なクリックや申し込みを直接測るのは難しい場合もありますが、認知、信頼、想起を積み上げる施策として考えると、屋外広告ならではの価値があります。

費用だけで選ばないための屋外広告の選び方
目的から選ぶ
屋外広告を選ぶ際には、まず広告の目的を明確にすることが大切です。新商品やイベントを短期間で告知したいのか、企業名やサービス名を長期的に覚えてもらいたいのかによって、適した媒体は変わります。
短期的な話題化を狙うなら、街頭ビジョンやアドトラックのようにインパクトを出しやすい媒体が候補になります。一方、地域での認知形成や企業ブランディングを重視するなら、ビルボードや駅周辺の看板広告など、継続的に見られる媒体が向いています。
ターゲットの移動導線から選ぶ
屋外広告は、どこに出すかで効果が大きく変わります。ターゲットが普段どの駅を利用するのか、どのエリアで買い物をするのか、どの時間帯に移動するのかを考えることで、媒体選びの精度が上がります。
例えば、ビジネスパーソン向けのサービスであればオフィス街や主要駅、若年層向けのブランドであれば繁華街や商業エリア、地域密着型の店舗であれば店舗周辺の生活動線が候補になります。
制作物まで含めて考える
屋外広告は、掲出場所だけでなく、クリエイティブの見え方も重要です。歩きながら一瞬で見る広告なのか、信号待ちや駅構内で少し長く見られる広告なのかによって、適した情報量やデザインは変わります。
費用を抑えるために媒体だけを先に決めてしまうと、広告表現が媒体に合わず、十分に効果を発揮できないことがあります。媒体費と制作費を分けて考えるのではなく、どの場所でどのように見られるかを踏まえて企画することが大切です。
交通広告との組み合わせも検討する
屋外広告は、交通広告と組み合わせることで接触機会を広げられます。街中のビジョンや看板で印象づけ、駅や電車内の広告で繰り返し接触させるなど、生活者の移動導線に合わせた設計が可能です。
特に都市部では、駅周辺の屋外広告と駅構内・電車内の交通広告を組み合わせることで、同じターゲットに複数回接触しやすくなります。認知拡大やブランディングを目的とする場合は、単体の媒体だけでなく、接触全体を設計する視点も持っておくとよいでしょう。

まとめ|屋外広告は費用相場だけでなく、目的と接触設計で選ぶ
屋外広告の費用は、媒体の種類、掲出エリア、掲出期間、サイズ、仕様、制作・施工の有無によって大きく変わります。ビルボード、デジタルサイネージ、街頭ビジョン、アドトラックなど、それぞれに特徴があるため、単純に料金だけで比較するのではなく、目的に合った媒体を選ぶことが大切です。
認知拡大やブランディングを狙うのか、短期間で話題化したいのか、店舗への来店につなげたいのかによって、適した屋外広告は変わります。また、同じ媒体でも、どの場所で、誰に、どのタイミングで見てもらうかによって効果は大きく変わります。
屋外広告を検討する際は、まず目的、ターゲット、掲出したいエリア、想定予算を整理したうえで、媒体選びやクリエイティブ設計を進めていきましょう。
費用や媒体の特徴を理解したうえで、実際に屋外広告・OOHがどのように活用されているのかを知ると、企画や媒体選びのイメージがより具体的になります。話題化、体験設計、空間を活かした広告表現などに関心がある方は、以下の関連ページもあわせてご覧ください。
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<屋外広告・交通広告の活用を相談したい方へ>
屋外広告や交通広告の出稿をご検討の方は、お気軽にご相談ください。目的やターゲット、エリア、予算に応じて、適した媒体の選び方や組み合わせ方をご提案します。
まずは確かめてみませんか?
- 予算内で実施できる看板やビジョンを知りたい
- 媒体費・制作費・施工費を含む総額を把握したい
- ターゲットに合うエリアと媒体を比較したい

















