ナレッジコラム BtoB企業に交通広告は必要か? 認知・想起・信頼を育てる活用法と商品例を解説

電車広告駅広告

2026.08.06

「BtoB企業に交通広告は合わないのでは?」と感じる方は少なくありません。たしかに、交通広告はBtoC向けの大規模キャンペーンで使われる印象が強く、すぐに問い合わせや資料請求を取りにいく手法とは少し違います。

ただ、BtoB企業にとって大切なのは、“今すぐ反応してもらうこと”だけではありません。比較検討の前に社名やサービス名を知ってもらうこと、商談の前後で思い出してもらうこと、そして「ちゃんとした会社だ」と感じてもらうことも同じくらい重要です。そう考えると、日常の移動導線のなかで自然に接触を重ねられる交通広告は、BtoB企業とも相性のよい媒体だと言えます。

本記事では、BtoB企業が交通広告を活用する理由や、得やすい効果、交通広告で伝えたいポイントを整理したうえで、検討しやすい具体的な商品例まで紹介します。

目次

BtoB企業に交通広告は必要か?

結論から言うと、BtoB企業にも交通広告は十分に活用余地があります。もちろん、交通広告だけでリード獲得を完結させるのは現実的ではありません。ですが、「まず知ってもらう」「比較検討の場面で思い出してもらう」「企業としての信頼感を補う」といった役割では、交通広告はとても相性のよい手段です。

特にBtoB企業は、サービスの内容が専門的だったり、検討に関わる人が多かったりするため、Web広告や営業活動だけでは接点が偏りやすい傾向があります。そうしたなかで、通勤・通学の動線上で繰り返し触れられる交通広告は、企業認知の土台づくりに役立ちます。

なぜ今、BtoB企業が交通広告を使うのか

BtoB企業が交通広告を検討する理由は、大きく言えば「知られていないと候補に入れない」こと、そして「検討が長引くほど、思い出してもらう工夫が必要になる」ことの2つです。

BtoBの購買行動は、以前より複雑になっています。世界的なアドバイザリ会社であるGartnerは、近年のBtoB購買プロセスについて「一定の順番で進むものではなく、課題認識、解決策の探索、要件整理、供給者選定などのタスクを行き来しながら進むものだ」と説明しています。
(参照:Gartner,Inc.『B2B Buying: How Top CSOs and CMOs Optimize the Journey』

ITコミュニケーションズとB2Bマーケティングの共同調査でも、「BtoB商材では、比較対象を3つ以内に絞るケースが8割を超える」とされています。つまり、検討が始まった時点で候補に入っていなければ、その後の商談につながりにくいということです。Webだけでなく展示会などのリアル接点も情報源として使われていることを踏まえると、交通広告のような日常接点で認知をつくっておく意味は大きいと言えます。
(参照:株式会社ITコミュニケーションズ『BtoB商材の購買行動に関する実態調査レポート2025』

要するに、BtoB企業にとって重要なのは、必要になったときに候補として思い出されることです。交通広告は、そうした“選ばれる前の土台づくり”に向いた手段と言えます。

BtoB企業が交通広告を使いたい場面と、得やすい効果

では、BtoB企業はどんな場面で交通広告を活用しやすいのでしょうか。ここでは、よくある3つの目的に沿って整理します。

まずは社名・サービス名を知ってもらいたい

新しいSaaS、ITツール、製造業の新ブランドなどは、そもそも存在を知られていないと比較対象に入りません。交通広告は、通勤者やビジネスパーソンに向けて社名やサービス名を自然に刷り込むのに向いています。

商談前後で思い出してもらいたい

BtoBは検討期間が長いため、接点が一度きりだと熱量が下がりやすくなります。当社が行った調査でも、東京メトロ車内ビジョン「Tokyo Metro Vision(TMV)」において、BtoB企業・ブランドの名称認知率は短期掲出で12.6%、中期で18.6%、長期で24.9%となり、長期では短期の約2倍まで伸長したとされています。
(参照:株式会社メトロアドエージェンシー『長く掲出するほど認知は高まる! 東京メトロ車内ビジョンの長期掲出効果』

企業としての信頼感を補いたい

交通広告は公共空間で掲出されるため、生活者やビジネスパーソンに「ちゃんとした会社だ」という印象を持ってもらいやすい側面があります。特に、まだ知名度が高くない企業にとっては、商談の前段階で安心感を補う役割も期待できます。

目的別に検討したい交通広告の商品例

ここでは、BtoB企業が比較的検討しやすい代表的な商品を、電車広告・駅広告それぞれからピックアップして紹介します。種類だけを並べるのではなく、路線やエリア、価格感、向いている活用シーンまであわせて整理しました。
※価格は掲載時点の税別表記です。空き状況や開始日は変動する可能性があり、製作費・掲出作業費が別途発生する場合があります。

まど上ポスター(まど上広告)

まど上ポスター(まど上広告)は、電車内の網棚上に掲出される広告です。一定期間掲出されるケースが多く、継続的な接触による認知定着に向いています。

車内ビジョン広告(電車内デジタルサイネージ広告)

車内ビジョン広告(電車内デジタルサイネージ広告)は、電車ドア上部に設置されたディスプレイに放映される映像広告です。動画は情報量が多くても見られやすいため、静止画だけでは伝えにくいメッセージを届けたい場合に効果的でしょう。

中づりポスター(中吊り広告)

中づりポスター(中吊り広告)は、電車内の天井部分から吊り下げられる広告です。車内中央に掲出されるため、乗客の注目を集めやすいという特徴があります。

駅ばりポスター(駅貼りポスター)

駅ばりポスター(駅貼りポスター)は、駅構内の専用ボードに掲出される広告です。1駅1枚からの掲出が可能なので、はじめての交通広告にも向いています。

駅看板(サインボード)

駅看板(サインボード)は、駅コンコースやホームなどの目立つ場所に設置される広告です。1ヶ月〜数年単位と掲出期間は柔軟に調整できます。

駅デジタルサイネージ

駅デジタルサイネージは、駅構内に設置されたディスプレイに表示される広告です。異なる駅への同時掲出も可能で、キャンペーンやイベントの訴求に活用するケースも多くあります。

出稿前に整理しておきたい3つのこと

交通広告を検討するときは、媒体の前に「何のために出すのか」を整理しておくと、商品選びがぐっとしやすくなります。押さえておきたいのは次の3点です。

誰に見てもらいたいのか

情シス担当者なのか、経営層なのか、採用候補者なのかで、選ぶ駅や路線は変わります。

何を一番伝えたいのか

社名認知なのか、信頼感なのか、イベント告知なのか。目的がぶれると、クリエイティブも媒体選定も散漫になりやすくなります。

接触後に何をしてほしいのか

検索してほしいのか、LPに来てほしいのか、採用ページを見てほしいのか。広告の先の行動まで決めておくと、訴求内容が整理しやすくなります。

まとめ|BtoB企業にとって交通広告は「選ばれる土台」をつくる広告

BtoB企業にとって交通広告は、いますぐ問い合わせを取るためだけの広告ではありません。社名やサービス名を知ってもらい、必要になったときに思い出してもらい、企業としての信頼感を育てる。そうした役割を担えるのが交通広告の強みです。

特に、検討期間が長く、比較対象が限られやすいBtoB商材では、「まだ商談前の段階でどれだけ候補に入っているか」がとても重要です。交通広告は、その前提をつくるための接点として活用できます。

実際の表現や媒体選びをイメージしたい方は、以下の関連ページもあわせてご覧ください。BtoB企業の交通広告事例を見ることで、自社に近い使い方のヒントが見つけやすくなります。

<ビジネスパーソンの“あるある”で共感を誘った広告>
サービスの“乗り換え”と、電車の“乗り換え”をかけたクリエイティブを掲出。ビジネスパーソンが共感しやすい切り口で、サービス認知を高めた事例です。
「【交通広告×BtoB】名刺管理サービス「SKYPCE」、山手線&大阪環状線でトレインジャック実施」

<集中掲出でインパクトを演出>
ターゲット層が集まる駅と周辺エリアに広告を集中掲出し、繰り返し接触による認知向上を狙った事例です。企業認知を一気に高めたい場面の参考になります。
「大谷翔平起用の渋谷ジャックで企業認知アップ 人々にインパクトを与える繰り返しのリアル体験」

 
 
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認知拡大、想起強化、採用、企業ブランディングなど、目的に応じて適した交通広告プランをご提案します。

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